石井式国語教育

幼児にとって「漢字はかなよりやさしい」ことを発見された石井勲博士の考えに基づき、漢字かな交じり文を用いた言葉教育を実践しています。
言葉の獲得期である幼児の脳は記憶力に優れています。聴覚からの刺激に敏感であるため、聴いた言葉を覚えることができます。また、いわゆる“写真記憶”“丸暗記”といわれる機械的記銘にも優れており、絵本を一字一句間違えず諳んじることも多々あります。こうした幼児期の能力を活かした教育法が石井式国語教育です。漢字絵本やフラッシュカード等を用いて、お子様の能力を無理なく高めます。石井式を実践することで、幼児期に豊かな語彙(内言)を身に付けることができ、言語能力の発達が促されると同時に読書好きな子に育ちます。
このように、石井式国語教育法の実践により、思考力と集中力を伸ばします。(参考図書として、『かなから教えていませんか』等、石井勲関連書籍をお読みになり、理解を深められることをお勧めします。)
中国の古典に『読書百遍、意自ずから通ず』という言葉がありますが、これは難しい本でも何回も読むうちにその趣旨が読む人の心に伝わってくるという意味です。幼児でも、声に出して諳んじることでいつの間にか言葉の意味が頭の中に入ってきます。日本語の読む・書く・話す能力を高めることは心の教育でもあります。幼児期の言葉教育により、情感豊かな心を育みます。

ミュージックステップ( MS音感教育)

幼児期の脳は特に聴覚からの刺激に敏感です。この一生に一度だけの期間に、絶対音感の定着を誰にでも可能にするのがミュージックステップ(MS)です。頭声発声で柔らかく美しい歌声は、各種メディアやコンクールで高い評価を得ています。
聴力の敏感な時期である幼児にとっての音感学習は、乳幼児が母語を自然に話せるようになるのと同様に、苦労要らずの最適な学習体験です。MSでは発達段階に応じてリトミックや聴音・聴唱・聴奏から頭声発声による歌唱・コーデルや鍵盤ハーモニカ・本格的な楽器を用いた合奏まで音が気の基礎学習の全てを体験します。これらの体験を通して、幼児期がその定着の最盛期である絶対音感が自然に身に付きます。このため、音楽を楽しみ愛する心が豊かな子供に育ちます。また、音楽的感性を磨くほかにも、集団による音楽活動を通して、自主性や判断力、集中力、協調性、積極性などが身に付き、人としての資質が育ちます。更に、MSに取り組むと幼児期に働きの良い右脳が存分に刺激され、それに伴いその後の左脳の発達にも良い影響が現れます。(ゴットフリート・シュラウク博士、『サイエンス』誌掲載、1995年)脳全体の働きが大いに促されて頭の良い子に育ちます。